世界緑内障週間とは
世界緑内障週間(WGW)が始りまります。
期間: 2020年3月8日(日)~14日(土)
場所: 世界各地
毎年3月に設定されており、今年は3月8日~14日の1週間です。
世界緑内障週間とは、緑内障という病気を、少しでも多くの人に知ってもらうための活動です。期間中に世界中で、市民講座、緑色でのライトアップ、ワークショップ、検診、マスメディアによる紹介などなど、様々なイベントが開催されます。
世界緑内障週間と名称に”世界”という名前を冠している通り、日本のみならず、世界中での取り組みです。
このような啓発活動を通して、一人でも多くの人に緑内障に関する関心や知識を持ってもらえたらと思います。
緑内障 啓発活動の重要性
緑内障は、治癒することは出来ないものの、目薬で失明することを遅らせることが出来ます。存命中に失明しないように、緑内障の進行を遅らせるためには、少しでも早い発見が重要です。
40歳以上の日本人の約6%が緑内障に罹患している時代。自分の場合もそうだったのですが、初期の緑内障においては自覚症状がありません。
自覚症状がなくても、40歳以上になったら自主的に緑内障検診を受けることを強くお勧めします。6%という数値は決して小さくありません。35歳以上の方にも検診をお勧めします。
WGWは何の略か?
ちなみに、世界緑内障週間の略語WGWは、何の略か?、難しいですよね。
World Glaucoma Week の略になります。
緑内障は英語で、glaucoma と書きます。
glaucomaの発音も難しいですよね。カタカナで書くと、グラァコーマ、もしくは グラウコーマ といった感じで発音します。アクセントはコにあり、グラァ”コ”ーマ とコを強調して発音すると綺麗に聞こえます。
ライトアップ in グリーン運動
世界緑内障週間に、世界各国でイベントが行われています。海外では緑内障の無料検診が行われている国もあります。日本においても、期間限定でもよいので、無料検診が広がることを期待したいです。更に高い周知効果が見込まれるためです。
日本でも、市民講座などがこの時期にあわせて開催されています。
一番目を引くのはやはり、ライトアップ in グリーン運動 です。日本緑内障学会主催で、日本各地のお城、公共施設、テレビ塔、医療機関などが緑色にライトアップされます。
緑色のライトアップを見た方が、「なぜ緑色にライトアップされているんだろう?」と思い、 「緑色 ライトアップ」 などの検索ワードから今回の活動を見つけ、少しでも多くの人に緑内障に関する知識を得てもらえる事を願うばかりです。