AirPods Proをレビューします。
耳の形が悪く、通常のイヤフォンはすぐに落下してしまう筆者の耳。そのため、完全ワイヤレスフォンの購入は今まで控えていました。
最近、電車の中でも街中でも、完全ワイヤレスフォンをしている人を見かけることが多くなりました。購入したくなったきっかけといえば、それがきっかけ。
カナル型なら大丈夫だと信じて、今更ながらAirPods Pro購入。問題なく耳にフィットし、そして、今更ながらその便利さに感動しています。
感動冷めやらぬうちに、今回は、AirPods Proをレビューします。
スペック、価格
AirPodsシリーズの価格と簡単なスペックをまとめておきます。
名称 | AirPods Pro | AirPods(第2世代, ワイヤレス充電対応) | AirPods(第2世代, ケーブル充電のみ) | AirPods(第1世代) |
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商品名 | AirPods Pro with Wireless Charging Case | AirPods with Wireless Charging Case | AirPods with Charging Case | AirPods |
発売年月 | 2019年10月30日 | 2019年3月26日 | 2019年3月26日 | 2016年12月13日 |
価格(税別) | 27,800円 | 22,800円 | 17,800円 | 16,800円 |
タイプ | カナル型(イヤーチップ3種類) | インナーイヤー型 | インナーイヤー型 | インナーイヤー型 |
ノイズキャンセリング | 対応 | ー | ー | ー |
耐水 | 耐汗耐水性能(IPX4) | ー | ー | ー |
イヤホンサイズ(WxDxH) | 21.8×24×30.9 mm | 16.5×18×40.5 mm | 16.5×18×40.5 mm | 16.5×18×40.5 mm |
イヤホン重量(片耳) | 5.4 g | 4 g | 4 g | 4 g |
ケースサイズ(WxDxH) | 45.2×21.7×60.6 mm | 44.3×21.3×53.5 mm | 44.3×21.3×53.5 mm | 44.3×21.3×53.5 mm |
ケース重量 | 45.6 g | 40 g | 38 g | 38 g |
充電ケース | ワイヤレス充電対応ケース | ワイヤレス充電対応ケース | ケーブル対応ケース | ケーブル対応ケース |
バッテリー駆動時間 | 最大4.5時間(ケース併用で24時間) | 最大5時間(ケース併用で24時間) | 最大5時間(ケース併用で24時間) | 最大5時間(ケース併用で24時間) |
筆者はアップルストアで購入しました。価格的には、Amazonや家電量販店の方がお得です。アップル製品は定価売りのイメージがありますが、AirPods Pro、AirPodsは実質5%オフくらいで売られていることがあります。
少しでも安く購入したい方は、アップルストア以外での購入がオススメです。
「AppleCare+」には加入しました。筆者は通常保険に入らない派。今回だけは、落とした時に少しだけ安く購入できるよう念のために入っておきました。一度使用してみて、落とすことはなさそうであれば次回からは加入を見送ろうと考えています。ちなみに「AppleCare+」の価格は3700円(税別)でした。
開封、付属品一覧、設定、耳への装着
到着
AirPods Proも、Apple Storeで購入した時にはお馴染みの箱で送られてきました。
付属品一覧
付属品は、本体、Lightningケーブル、簡単な説明書です。
Lightningケーブルの反対側の端子はUSB-Cでした。そういう時代なんですね。充電はiPhoneと同じ充電器を使用する予定なので、このケーブルを使うことは今のところなさそうです。
設定
ケースのふたを開けると、自動的にiPhone側で認識。「接続」ボタンを押すとすぐにペアリング完了。
ケースとイヤフォン別々でバッテリー表示されていました。イヤフォンの左右でバッテリー残量が異なるのは少し気になりましたが、まぁ、最初だからだと思う。
恥ずかしながら、この時初めて知りました。AirPods Pro ケースにバッテリーが内蔵されていることを。ケースから充電できるですね。
耳への装着
耳にはしっかり装着できました !(^^)!
筆者の耳は、EarPodsをはじめ通常タイプのイヤフォンはポロっとすぐに落ちてしまいます。AirPodsは試したことがないんだけれど、恐らく同じ。
対珠(たいじゅ)、耳珠(じじゅ)といった耳の穴近くの軟骨が小さいため、もしくは耳の穴手前のエリアの空間が普通の人より大きいのが原因だと思う。
カナル型(耳栓型)イヤホンであるAirPods Proはそんな自分の耳にもしっかりとフィットしました。
ランニングしたことはないですが、歩いていて落ちることも今のところない。とにかく安心しました。
外観紹介 <AirPods Pro>
ケースを表面からの写真です。中央にある小さなLEDで各種状態を確認できます。ケース底面にはLightningコネクタ。ワイヤレス充電も可能です。
ケースの裏面はこんな感じ。
銀色の部分がヒンジです。中央のボタンは充電状態の確認に使用します(iPhone以外のスマホではペアリングにも使用)。バッテリーのウィジェットを開いた状態でこのボタンを押すと、残量が表示されます。
ふたを開けたところです。
イヤフォンを取り出すとこんな感じ。
取り出す時、収納する時、どちらも「カタッ」と小気味よい「取り出し」、「収納」の感覚があります。磁石が内蔵されていているようです。アップルらしい作り込みです。
ステム部先端の銀色部分は、実は充電するための電極です。
ケースの中には2カ所の電極(金色に見えている所)。ここからイヤフォンに充電してるんですね。
雑感
気に入ったこと、気になるところ、自分が変われたところ、の順に書いていきます。
気に入ったこと
Apple Watchとは自動で連携していました。さすがApple製品といった感じです。音楽再生中には、Apple Watchの画面には音楽再生アプリが自動で起動。音量を変えたり、ノイズキャンセリングのオン・オフを切り替えることもApple Watchから可能です。
実は、AirPods Pro、AirPods本体側では音量を変えられないんです(曲の再生・停止は可)。Apple Watchから音量を変えられるのはとにかく便利。
音楽再生中に、iPhoneのロック画面に自動で音楽再生アプリが表示されるのも、当たり前のようだけど便利さを実感。AirPodsを耳に装着して、iPhoneのロック画面にある再生ボタンを押して、前回の続きからいつも聴き始めています。
片耳だけでも使用可能で、長時間使用したい時に有効です。最近多いWeb会議でも、片耳だけ使用することで、バッテリー残量が少ない時でも乗り切れそうです。
ハンズフリーフォンと音楽再生のスムーズな連携も気持ちいい。意図せず体験出来ました。音楽再生中に父親から電話。音楽は自動はフェイドアウトし、通話中は、iPhoneの画面には電話表示。通話を切ると、フェイドインするような感じで音楽が再開する。自然な流れで通話できます。
気になること
AirPods Proのケース込みの重さは約56g。軽いはずなんだけど、ジャケットのポケットに入れていると、ジャケットを脱いだときに、遠心力を感じる。小さいせいだろうか?
AirPods Proのくねっとした形状も意外に曲者。表面はツルツルだし、気を付けていないとすぐに手を滑らせて落としそうになる。いや、正確には、2度落としました。今では、立ち止まって取り扱うようにしている。
その他に気になる点としては、カナル型特有の気圧感。いつもではないが、発生する時がある。付け心地は通常タイプのインイヤー型の方が良いかもしれないし、慣れだけの問題かもしれない。筆者の場合は、インイヤータイプでは耳から落ちてしまうので、この点はどうこう言っても仕方ない・・・
自分が変われたこと
AirPods Proを購入して、筆者の生活が変わったことも書いてみます。
今まで通勤中は、iPod nanoで音楽CDやPodcastを聴いていた。デメリットはPCからリッピングした楽曲をコピーする必要があること。ストリーミングならスマホで聴きたいコンテンツを選べば良い。今の時代、スマホで出来ることはスマホで行う方がいい。
ストリーミングサービスとしては「Amazon Music」を始めてみた。Amazonプライム会員なのがここで活きた。
ノイズキャンセリング機能により、英語の勉強をできる場所が増えました。電車の中でも、周囲への音漏れを気にする必要がなくなりました。スキマ時間にリスニング時間を稼いでいこうと思う!
3は説明するまでないですね(^^;)
最後に
AirPods Pro、もっと早く購入すべきでした。
CDから取り込んだ音楽を聴くためには、iPhoneをパソコンにケーブルで接続することがいまだに必要。しかしiPhone次期モデルではLightningコネクターが廃止になる噂もある。スマホをケーブルでPCに繋ぐ時代でなくなってきているのかもしれない。今回のAirPods Proの購入を機に、スマホはパソコンにはケーブル接続せずに運用していこうと考えている。
ともあれ、AirPods Pro、多くのライフスタイルを変えさせてくれた、素晴らしいアイテムです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。