単体販売、パッケージ版の最後のバージョンであるATOK 2017のサポート期間が、2020年6月28日に終了しました。ATOK単体販売は、サブスクリプション版であるATOK Passportへまさに一本化されました。
ATOKを使い続けたいけどサブスクリプションは避けたい、という人には一太郎 2021の購入もお勧めです。バージョンアップ版、特別優待版の価格は検討の価値ありです。
ATOK 2017のサポートは、2020年6月28日まで
ATOK 2017 for Windows、ATOK 2017 for Macのサポートは2020年6月28日に終了しました。
JUSTSYSTEMのサポートページには「サポートの終了は、出荷終了日より1年後または、発売日より3年後のどちらか遅い期日に、サポートサービスを終了」とあります。
ATOK 2017 for Windows、ATOK 2017 for Macの発売開始日と販売終了日はそれぞれ下記になります。
- 発売開始: 2017年2月3日
- 販売終了: 2019年6月28日
ですので、サポート期間終了は、販売終了1年後の2020年6月28日となります。
サポート期限を過ぎたからといって、すぐに何か不具合が発生する可能性は低いです。
とはいえ、セキュリティ上の脆弱性が見つかってもアップデートプログラムが提供されなかったり、最新のOSへの対応も行われない可能性がありますので、使用し続ける場合は、サポート期間内のバージョン、もしくは最新版を使用することが安全です。
ATOKを使い続ける場合は ”ATOK Passport” もしくは ”一太郎”へ移行しよう
最新版のATOKにまだ移行していない方は、今がまさに検討の時期です。
ATOKを使用するには以下の方法があります。
- ATOK Passport (サブスクリプション版)
- 一太郎 (パッケージ版)
ATOK Passport(サブスクリプション版)
ATOK Passportは、Windows、MAC、Andoroidデバイスで計10台のデバイスまでインストール可能なサブスクリプション版(月払い版)です。(2021年11月1日に、プレミアム版のみiOS、iPadOSに対応。)
価格は、ATOK Passport ベーシックが月額330円(税込み)、英和辞典などのクラウド辞書が利用可能なATOK Passport プレミアムが月額550円(税込み)です。
年間プランもあり、店頭ではプレミアム版のみPOSAカード(ポサカード)での購入も可能です。
プランと販売ルートを表にまとめてみました。価格はすべて税込みです。
(表は2020年6月時点の情報です。2022年2月1日、プレミアム版の価格改定が行われまた。今後も価格改定があると思いますが、過去はいくらで販売されていたのか分かるように、下表は最新価格は表示せず、そのままにしておきます。最新の価格が知りたい方は、Justsystem社のサイトを参照ください。)
販売ルート | 商品 | 月間プラン | 1年プラン | 3年プラン |
---|---|---|---|---|
直販 | ATOK Passport [プレミアム] | 550円/月 | 6600円/年 | ー |
直販 | ATOK Passport [ベーシック] | 330円/月 | ー | ー |
販売店 | ATOK Passport [プレミアム] | ー | 6600円/年 | 17820円/3年 |
販売店 | ATOK Passport [ベーシック] | ー | ー | ー |
3年プランのみ1980円お得に利用可能です。3年プランは店頭でしか購入できませんので、注意が必要です。
(1年プランを選択しても、割安にはなりません。推測するに、法人向けプランと思われます。もしくは、3年間分くらいまとまった契約でないと、メーカーとしては値引き出来ないということかもしれません。)
一太郎(パッケージ版)の選択も有望
パッケージ版も購入可能な一太郎には、「ATOK for Windows 一太郎○○○○ Limited」という最新版ATOKが搭載されています。(○○○○には年号が入ります)。機能強化に関するアップデートはありませんが、セキュリティアップデートは従来通り行われますので、安心感があります。
(2022年1月追記: 悲報です。 ○○○○の年号は2021が最後となりました。2022年2月10日発売の一太郎 2022には、買い切り版のATOKは付属せず、サブスクリプション版である「ATOK Passport プレミアム(1年)」が付属するスタイルに変更となりました。1年間の有効期限が切れると、契約を更新しなければ、たとえ一太郎上であってもATOKが使用出来なくなります。 買い切り版のATOKをが欲しい方は、一太郎 2021が最後のチャンスとなりそうです。)
心配なのは価格ですよね。
バージョンアップ版、特別優待版であれば、従来のパッケージ版ATOK単体販売よりは価格が高いですが、そこそこリーゾナブルな価格で提供されています。
購入可能な対象者もかなり広いです。条件は下記です。
- バージョンアップ版: 旧バージョンの一太郎登録ユーザー
- 特別優待版: ジャストシステム製品、またはMS Ofiice/MS Wordの登録ユーザー
条件に当てはまる方は多いのではないでしょうか?
Microsoft Officeを使用しているけど、IMEはATOKを使用したい、という人も多いですよね。MS Officeの登録ユーザーであれば、特別優待版の購入対象者に当てはまるんです。
また別のメリットとして、一太郎では、Microsoft Wordファイルを読み込むことができます。Microsoft Wordを所有していない方にとっては、Microsoft Wordファイルを開くことができるソフトを持っていると、いざというときに安心です。
最後にまとめます。ATOKを使用したい方で、下記に当てはまる方には一太郎2021の購入をおススメします。
- サブスクリプション版は、不要になっても解約を忘れてお金を無駄しそう
- 今まで通り、ライセンスは買い切りたい
- 最新版は数年おきに購入できれば良い
- MS Wordファイルを読み込めるソフトがあると安心
ATOKのパッケージ単体販売はなくなりましたが、一太郎という形でパッケージ販売のATOKが利用できる道が、実は残されていました。興味を持った方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
(2022年1月追記: 繰り返しになりますm(_ _)m。 2022年2月10日発売の一太郎 2022には、サブスクリプション版である「ATOK Passport プレミアム(1年)」が付属するスタイルに変更となりました。買い切り版のATOKは付属しません。時代の流れですね・・・ 買い切り版のATOKを欲しい方は、一太郎 2021が入手できるうちに購入しておきましょう。)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。